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『生類憐みの令』・・・・史上まれにみる悪法とも言われたりします。

果たして、そうなんでしょうか?

 

難関私大日本史記述対策です!!

 

【山川出版/日本史Bより抜粋】

 

江戸初期、些細な事でも、人を斬り捨てるのが当たり前でした。

戦国時代以来の人の命を軽視する殺伐とした空気が蔓延してました。

 

『生類憐みの令』は、こういった当時の『人を殺したら褒められる』世界から、『虫一匹

殺しても犯罪』の世界へ・・・・というように劇的な変化をもたらしたのです!!

 

この劇的な変化は、当時の人たちにとっては、それまでの価値観を否定されるに等しいの

で、大きな反発を持ちます。

ですから、同時代の人が書いた史料に綱吉を褒めるものなどないのです。

最初は、劇的なことも、その後生まれた人は、それを当たり前と思って育ちます。

綱吉の治世の後に生まれた子供たちは、侍というのは、滅多に刀は抜かないし、

例え奉公人が粗相をしても、むやみやたらに斬り殺すのは、いけないことだと思って

育ったんです。

こうした子供たちが大人になれば、もう社会全体にとって、それが当たり前になり、

それを初めて変えた人の功績は忘れられていきます・・・・・

 

綱吉の定めた『服忌令』・・・・・その中の”忌引き” ”喪中はがき”は、

今もなお、慣習として残ってます。

 

 

綱吉のやったことの意味を同時代の文献だけで評価してはいけないのです。

その本当の意味は、綱吉がそれをやった結果、世の中がどのように変化したのか?

長いスパンで見ることによって、初めて見えてくるものです。

 

どれほどの劇的変化も、時間が経つと当たり前になります。

これは、ある意味『歴史の法則』でしょう。

だからこそ、歴史上の出来事を長いスパンで見るという事は、歴史を勉強していくうえ

で、とても大切なことなんです!!

 

『生類憐みの令』は、間違いなく、世の中を平和にしました!!

悪法なんかではありません!!

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

2019
6/7

見えてる景色の違い

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失敗を極度に恐れる人(生徒)がいる。

もちろん、気持ちは分かる・・・・・。

 

だけど、そんな人(生徒)は、”そんなに失敗してる?”・・・・・って思う。

 

私の方が、よっぽど、失敗しまくり、やらかしまくり・・・もう、笑うしかない。

 

『下手な鉄砲、数、撃ちゃ、当たる』と言うが、

多くの人は、弾をそんなに撃ってないし、明らかにその数は少ない。

 

弾を100回撃ってやっと見える世界があるだろう・・・・

200回で見えてくる世界もある、

1000回撃たないと見えてこない世界だってあって、その感覚は全然違う。

 

 

この回数を重ねた人だけが、その世界にたどり着くことが出来、その次元を体感できる。

 

 

私が、よく言う『見えてる景色の違い』ってやつ。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

一部のご父兄、生徒のご要望にお応えして・・・私も、覚悟しました!!

 

夏休み中に・・・・・《炎の10時間特訓》を実施します!!

 

 

10時間、缶詰状態での特訓です!!

やるなら、ここまで徹底してやらなきゃダメなんです!!

この10時間特訓で、計り知れない得点力が身に付きます。

 

 

実力養成会名物・・『炎の10時間特訓』です!!

 

 

高3生、センター数学、炎の10時間特訓!!

 

高2生、共通テスト数学対策、炎の10時間特訓!!

 

高1生、共通テスト数学対策、炎の10時間特訓!!

 

 

画像は、昨年のセンター数学・炎の10時間特訓です!!

 

つい、先日の道新です!!

現高2生が受ける大学入学共通テスト、日程がきまりました!!

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2019
6/6

北大祭

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北大祭・・・・・今年は、7(金)、8(土)、9(日)です!!

 

 

北大志望の人たちは、絶対に行くべきです!!

 

 

たとえ、定期考査真っ最中とは言え・・・・・得るものは計り知れないです!!

 

 

NHK連続テレビ小説『なつぞら』に出演中の”柴田夕見子”役の『福地桃子』さんの

トークショウもあります!!

 

模擬店以外にも、様々なイベントが行われます!!

 

『公開講義』・・・・・これは、是非とも参加して欲しいです!!

『英語ディベート大会』・・・・学生たちの熱のこもったディベートは、迫力もん。

英語を楽しむ・・・ってこういうことを言うんだ!!・・・体感してほしいです!!

 

詳細は、大学ホームページで確認できます!!

 

 

◆画像は、2年前のものです!!

 

お馴染みの『模擬店』・・・・・1年生や各種サークル団体が中心となってやってます!!

まだ早朝だというのに・・・・・・3日目の早朝です。

 

◆パキスタンからの留学生・・・・すべて『国』が留学費用を負担してくれてます・・・

ここ、2、3年、理系学部には、インド、パキスタンからの留学生が異常に増えてます。

彼は、院生・・・・・専攻は数学(関数解析学)です!!

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

意外に思う方もいるかもですが・・・・・

実は、今野は、『日本史』も指導させてもらってます。

 

今日は、先日の、高1生の定期考査対策・日本史の指導例です!!

幕末~明治維新 の範囲です!!

 

テーマは、『開国貿易は、結局、庶民に何をもたらしたか?』

 

山川史料集・・・・ここ『開港とその影響2』は、特に特に超重要です!!

どの高校であれ、ここは、必ず出ます!!

上の画像の補足説明です・・・・・・

貿易が始まるとすぐに、日本は、輸出超過になります。外国に日本の商品がドンドン、飛ぶように売れるんです!!・・・・・なぜか?・・・・それは、当時のヨーロッパから見ると、日本は発展途上国でした。発展途上国は、現在でもそうですが、物価がメチャクチャ安いですね。しかも日本人は『勤勉』で手先が器用ってことで、品質がハンパなく良かったんです。

 

そこで・・・・五品江戸廻送令『今野式ゴロあわせ』(笑)

ちなみに、この『五品江戸廻送令』・・・・

在郷商人の抵抗、そして条約に定めた自由貿易を妨げる措置だろ~!!って列強の猛抗議にあい、効果はあがらなったって話ですね。

開国貿易・・・・その後、日本国内の物価は上がりまくり!! この貿易に対する反感が、外国人を追い出そうとする攘夷運動になっていきます。とりわけ、被害を受けたのは、長州藩でした。ですからインフレをもたらした外国人にメチャクチャ反感をもち、それが攘夷という考え方になっていきました。

結果として、ヒュースケンにしても、生麦事件、イギリス公使館焼き討ち事件、対馬占拠事件にしても、反幕府的気運の中で起きた激しい攘夷運動がもたらしたものですね。

 

 

 

持論ですが・・・・・

文系・理系を問わず、大学へ行き、将来、ドンドン海外へ行くような人たちであれば、

あるほど、自国の、近現代史くらいは、しっかりと勉強すべきと思ってます!!

 

更に言えば、『日本史』を、高校教育課程において、必修にすべきと思ってます。

 

世界広し、久米宏といえども、、自国の歴史が選択となってるのは、日本ぐらいです。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。