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数学を教えたければ、まず、『数学』を勉強すること。

 

そして、教えるということは、『相手』のいることだから、考えたことを『伝える』手法

を学ぶこと。

 

ですから、(主に高校生を指導する)数学の講師に必要なのは、

①『数学』を勉強すること

②『伝える』手法を学ぶこと

③自分のやり方をいつも絶対にベストとは限らないとわきまえること。

 

『講師業』の看板を掲げ、お金いただく以上、上の①②③は、最低条件。

 

特に③について・・・・・

外からの意見に素直であることはとても大切。

しかし、素直であることと、盲従することは違います。

 

 

(主に高校生を指導する)『数学講師』は、”数学者”ではありません。

『講師』なんです!!

 

残念なことに、予備校講師の中には、”自分は数学の天才”と大きな勘違いをしているヒ

トもごくごく少数いるのも事実です。

 

そういう人たちは、大学院で純粋に数学を楽しんでください・・・・・・

あるいは、雑誌の執筆作業、模擬試験作成、採点業務などでその能力を生かしましょう。

 

 

数学の天才であったり、大数学者であっても、『数学講師』ならば、

上の①②③は当然の話。

 

 

 

先日、某予備校で講師をしている友人たちと、こんな話で盛り上がりました。

 

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

ある一貫校に通う高2生です。

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中1、中2の頃は、本人曰く、『余裕』だったそうです。

中3から、少しずつ、歯車がおかしくなった・・・・・本人談。

 

一貫校に、通う会員の皆さん・・・・・・

先輩のこのコメント・・・・・・説得力あると思いませんか?

 

 

さて・・・・この生徒、

冬休み中に、苦手単元を克服するぞ~って感じでやる気満々。

まずは、『三角方程式』『三角不等式』から・・・・・

 

この生徒の課題は、『単位円をいかに有効活用するか?』です。

何でも、かんでも、自分のアタマの中で処理しがち。

別な言い方をすれば、『頭の回転が速い』

しかし、彼の頭をもってしても、処理できない・・・・・。

まず、単位円そのものについて説明し、どのように描き、どのように扱うか?

問題を通して指導しました。

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tanの処理になかなか手こずっています・・・・・・しかし、単位円はしっかりと描ける

ようになり、自分の手になじみつつあります。

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苦手克服のために教える・・・・・・ということではないんです。

 

どこが、ネックとなっているか?

 

その原因を見極め、そこを強化するために的確な

トレーニングを行わせる・・・・・・

 

トレーニングにより、手にしみこませる・・・・・・

 

『教える』だけでは、苦手克服にはなりません。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

朝鮮戦争は、日本の独立と講和を促す形となります。

また、その一方で、占領直後、日本の非軍事化目指していたはずのアメリカは、朝鮮戦争

をきっかけに日本の再軍備政策を強引に展開しようとします。

特に、サンフランシスコ平和条約は、戦後史の定番問題ですね

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◆鳩山一郎内閣は、内政面では、自主憲法(憲法改正)、再軍備(自衛力増強)の推進を主張し、外交面では、『自主外交』を掲げて日ソ国交回復を追及していきます。

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今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

律令体制が崩壊・・・・・

自分の土地と命は自分で守らなければならないという時代になっていくわけです・・・・

そこで、誕生したのが『武士』です。

自分の土地を守るために自ら武装化する者もいましたが、その多くは、貴族や寺社にやと

われて警備を行ってました。

つまり、この頃の武士は、『軍事力』はありましたが、『経済力』はありませんでした。

ところが・・・・・

院政の頃になると・・・・・・・・・

院は、摂関家に対抗するため、武士たちを『院の近臣』と呼ばれる側近にしていきます。

そして、このような武士たちの中には、確実に財力を蓄えていく者も出てきました。

 

このような流れの中で平氏は、瀬戸内海の海賊を平定して日宋貿易の権利を独占します。

 

このように、院政の頃から、武士は、『軍事力』だけでなく、『経済力』を兼ね備えてい

くことになります。

 

武士が政治の実権を握る中世の幕開けです・・・・・・

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

有史以来、政治の頂点に立つ者は、『軍事力』と『経済力』を兼ね備えた者であるという

傾向があるように思います。

 

どれだけ素晴らしい政治理論をもっていたとしても『軍事力』と『経済力』がなければ政

権は長続きしません。

 

歴史を勉強し、指導していて感じることです。

 

律令体制の時は『軍事力』は律令国家が掌握してました。また、公地公民の制のため『経

済力』も律令国家が牛耳っていたわけです。

 

しかし・・・・・律令体制は間もなく、崩壊していきます。

それに伴い、貴族や寺社が『経済力』を持つようになっていきます。

 

また、律令体制が崩壊すると、国家が軍事・警察機能を果たせなくなってしまいました。

自分の土地や命は自分で守らなれりばならない、という時代になったのです。

 

そこで誕生したのが『武士』です・・・・・・後編へ続く。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。