『理解は出来たんですけど・・・・・自分で解けるかって言うと・・・・・』
なんて言う生徒がたまにいます。
まず、こういうことを言う生徒は、大きな勘違いをしています。
“理解する”することと”答案にすること”は全く別の作業です。
理解したら、すぐ答案に出来ると、大きな勘違いをしてます。
私に言わせれば、
認識が甘い!!
意識が低すぎ!!
たとえ、数学が苦手な生徒でも、予備校の先生や塾の先生の分り易い説明で
『なるほどっ!!』って素直に納得できます。
ところが、数学は、『理解』『納得』だけでは、o点です。
“先生の説明を納得”してるだけではダメで、それを自分の手で答案にしなきゃ話になら
ないんです。
受け身の姿勢では、アウトなんです。
自分から自発的に動いていかなきゃダメなんです。
理解するってことと答案にするってことの間には、実は、生徒たちが考える以上の大きな
ギャップがあります。
分かっているけど、点数に結びつかないって生徒は、この”ギャップ”の存在に気付いてい
ません。
ですから、私は、生徒の『理解できました』ってのは、別にどうでもいい話です。
要は、自分の手で、とけるかどうか?
興味は、ここのみ。
だから、必ず、私の目の前で、解かせます。
どういう手順で解いているか?
図や表などを利用しているか?
論理的に整合性があるか?
問題の『問い』に対して、何が問われているかを理解し、それに対して
的確に答えようとしているか?
私は、この部分を、シビアに見ています。
数学は、『考えることそのもの』を扱う教科です。
問題に出てくる、数値、図形なんてのは、単なる道具にしかすぎません。
数学の根底にあるものは、徹底した論理です。
それだけに、『自分のアタマをどれだけ働かせることができるか?』が問われるんです。
理解、納得することは、スタートラインに立つこと。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。