ニュース・ブログ

2017
3/30

背水の陣

ブログ

概して、ヒトは極めて不利な状況に置かれ、不安になると早々と退路もしくは、次の手を

考えます。決して、退路だったり次の手を考えるのがダメってわけじゃありません。

事実、『我に策あり』を座右の銘にしている友人もいます。

 

かなり、窮地に追い込まれたとき”背水の陣だ!!”と言い聞かせて開き直り、結果として活

路が見えてくることもあるでしょう。

この”背水の陣”とは、ご存知のように中国の故事から来てます。

紀元前の大昔。

行き場のない絶体絶命の窮地に追い込まれた漢の兵士たちが普通では考えられないくらい

の力を発揮して勝利したという話。

これは、私の想像ですけど、兵士たちにしてみれば、後戻りのできない窮地で、『前進

あるのみ。絶対に勝てる!!』という自己暗示を無意識のうちにかけてたんだと思います。

 

では、今の私たちにあてはめて考えてみると、

さすがに、本当に『命』をかけてやるという仕事、勉強は、ほとんどないでしょう。

(ごくごくまれなケースで『命』をかけてする仕事はありますが)

 

しかし、私は、幸運にも、過去に絶対絶命のピンチが何度かありました。

そのひとつが、以前もブログに書かせてもらいました『昆布取り』。

海から昆布を引き上げる際に、昆布のぬめりもあり、バランスを崩し、昆布を抱えたま

ま、海に落ちて・・・・・・・

『お前が死んでも昆布は離すな!!』

ryo4

この時、私は、開き直ったというか、今の自分の置かれてる状況が把握できたんです。

 

自分の命より、昆布・・・・・・

 

まさに、背水の陣でした・・・・・

DSC_0555

それ以来、窮地になればなる程、逃げ出さず前へ進むようになりました。

 

もう、後がないっ!! という状況だからこそ、普段、出し切れてない力が出せるんです。

大切なのは、『覚悟』だと思うんです。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

◆ある新高3生との面談です・・・・

5月全統マークに向けて、目標点達成のために、何をどうやって、どういうスパンで学

を進めていくかを共通理解してます。

ちなみに、この生徒の高校では、4月27、28日の2日間で実施します。ということは、

う、一か月をきってます!!

抽象的な表現は一切排除してます。

とにかく具体的数値で議論します。

目標点の設定は、逆算の発想です。

何を? どのように? いつまでに? チェックは? を常に問い続けます。

私と、生徒で、目標点数、やるべき学習活動項目を共通理解します。

生徒は、『他力本願』ではなく、自分で考えます・・・・・

CIMG6507

また、『ドラゴンイングリッシュ』の例文暗記を先週からスタートしています。書き取りチェックテストも実施しました。

CIMG6505

 

『これっ!!』って決めた一冊を徹底してやらせきります。

 

 

今日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

新入会の中2生のO君。

とても、礼儀正しく、挨拶も深々と・・・・いゃ、大人の私が見習わなければ!!って素直

に思います。

 

その一方で、かつて、挨拶のできない(しない)生徒も通ってました。

ある面談の時、このことをその生徒の保護者に伝えたところ、

その保護者は、何のためらいもなく、『先生が言ってあげてください』

『その場で、教えてやってください』・・・・って言うんです。

そんなことは、塾で指導すべきことでしょう!! 的なニュアンスで。

 

私は、この発言にびっくりしました・・・・・・

 

 

この生徒は、当時高校3年生。

他の生徒が、ちゃんと挨拶しているのをいつも見てるんです。

 

幼稚園入園前の年少さんのオリエンテーションならまだしも・・・・

 

挨拶は、言われてするもんじゃありません。

普段のご両親の立ち振る舞いをみてて自然と身についていくもんです。

『しつけ』です。

 

実力養成会は、予備校です。

『しつけ』を教えるところではありません。

 

まあ、いずれにしても、

中2生でありながら、挨拶がしっかり出来ている。

ヒトの話を聞く際の、姿勢が、お見事・・・・・・。

とっても、好感の持てる、初々しい中2生の話でした。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

今、実力養成会では、新高3、浪人生に対して、5月河合第一回全統マーク模試に向けて

の目標設定と目標達成のための具体的な学習活動項目を決めるための面談を継続していま

す。

浪人生であれば、今回の模試で、どの位取らなきゃならないのか?は経験上わかります。

しかし、新高3生は、『何点取らなきゃならないのか?』は、まだ漠然としてます。そこ

にメスをいれて、『必達点数』を強烈に意識させ、そのための具体的学習活動項目を考え

させます。

センターを受けない私大受験組も、スタートラインの立ち位置を『数字』でしっかりと把

握させるために、全員受験をさせます。

 

実力養成会で、どのように受験指導を行っているのか?

その一例をご紹介させていただきます。

CIMG6501

①志望大学に合格するには、センターで何点を達成しなきゃならないか? を生徒と私の間で共通理解する。

②センター本番で、①の点数を達成するために、逆算して、5月では、何点が必要か? を生徒と私の間で共通理解する。

③5月全統マークで②の点数を達成するために、各教科、何を、どのように、どのような期間計画で勉強するのかを生徒と私の間で共通理解する。

④以下の『学習活動項目』計画に落とし込む。

CIMG6502

生徒自身が、何を?  どのようにして?  いつまでに?  が分かるように、目に見える形でその計画を立案します。あくまでも、生徒に考えさせて、私が、チェックをいれます。

“他力本願”の姿勢を排除するためです。

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

cimg2185

以下は、本文からの抜粋です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は、気の弱い人間です。

気を許すと、つい、何事でも楽な方に流されてしまいがち。

そんな、弱さを分かってるからこそ、勝負どころでは、あえて意図的に自分を追い込む

うなところがあります。

逃げ場を断つことで、逃げられないような環境を作ることです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

私自身も、まったく同じです。

自分が弱いことを知ってるから・・・・・

 

仕事に没頭できる環境を作るのもしかり。

有言実行で退路を断つのもしかり。

色々と考えると、ビビるので、本能で決めるのもしかり。

 

 

よく、ストイックなヒト・・・って見たり聞いたりします。

ストイックなヒトが全員ということではありません。

しかし、『弱い自分』と決別したいから、気付けば、ストイック・・・・

こんな理由でストイックになっていった方も少なくないと思うのです。

 

では、私はどうか?

まだまだ甘ちゃんです。ストイックな域には達してません。

しいて、言うなら“なんちゃってストイック”ぐらいでしょうか。

 

 

とは言え、冷静に考えた時、ストイックがどうしたこうした以前の話、『家族の協力』

なしでは、私は、とっくにぶっつぶれていたと思います。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。