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長年、北大数学と真剣に向き合ってきた、私の所感です。

 

1.形式

・制限時間:120分

・大問数:5題

・配点:200点

単純計算では、大問1題につき、24分。当然、問題ごとに難易度、ボリュームが異なるので、たとえ満点をとるような人でも均等配分していません。自分の実力できちんと解ける問題を見極め、その問題を最後まで解き切ること、すなわち”完答”することが大切です。ですから大問1題に45分をかけることも『ありっ!!』です。緻密な”時間戦略”と”完答できるか?どうかの見極め”がポイントです。

 

2.特徴と傾向

この辺は、[赤本]に細かく掲載されてますので、多くは触れませんが、[赤本]に書かれてないことで言えば、微積について。微積は言うまでもなく、北大の頻出問題。ポイントは、計算技術表現の仕方!!

その他、空間図形。難しく考えすぎないこと!!初等幾何で解けます!!

 

3.試させられる力

大学側は問題を通して、君たちの次の3つの力を見たがっています。

 

・典型的な解法力

⇒典型的な解法を運用し、応用できる力

・処理能力

⇒煩雑な計算、複雑な同値変形などの数式処理を確実に実行できる力

・発展的思考力

⇒問題の”設定”、”条件”に応じて、特殊性に着目し、それを利用する力

4.普段の学習で留意する点

過去問を演習していて、解けない・・・・そんなこと気にしなくて大丈夫!!

解答、解説を見て、『わかったっ!!』ってのは、ダメ!!

[なぜ、自分は解けなかったのか?]

[どうすれば、解けるようになるのか?]

[この問題は、我々に、何を要求してるのか?]

この3点を常に意識する。この3点については『過去問ダメ出しノート』に過去問演習ご

とに箇条書きしておくこと!!

 

◆北大の、2次試験の解答用紙、現物です。これに過去問演習をさせてます。

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今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

生徒へ学習指示する際、

いちいち理由を確認しないと動けない生徒もいる(実力養成会にはいませんが)

 

勉強に没頭するためにも、きちんと自分が納得したいのだろう。

しかし、全ての学習指示において、理由を聞かないと動けないというのもいかがなものか。

 

反対に、何も聞いてこない生徒は、やれば理由がわかってくることを知っている。

だから、ますます実力をけて、頭角を現してくる。

 

やってみて、考えてから理由を聞いても遅くない。

 

ビジネスの世界でも、同じことが言えるんではないだろうか?

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありかとうございました。

 

 

 

過去問を解く目的は・・・・・

 

大学の入試傾向を知り、

大学側の出題意図に沿った解答が書けるように

なること!!

 

 

しかし・・・・・

赤本の解答解説を見ただけで、出題意図がわからなかったり、減点対象となるミスに気付

けなかったり・・・・見るだけ”では、真の実戦力、答案作成力は、つきません!!

先生たちは、

自己採点だけでは、気付きにくい、見落としがちな部分も的確に指摘します。

 

◆答案添削指導の一例・・・・・・国立医学部を目指しているある現役生です。

最近、本格的に、記述演習を開始しました。まだまだ粗削りですが、回を重ねるごとに

着実に進化しています。

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今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

歴史検定に向けて、今、第2次世界大戦以降について深く掘り下げて勉強しています。

先日、我が家の”ひかりTV”でNHKの数年前のドキュメント番組を見ました。

教科書、参考書、実況中継本等で学習したことが、”映像” で確認できるんです。

 

当時の映像を特殊加工して、カラー映像に仕上げたNHKのドキュメント番組の大作です。

 

『活字』から得た知識、そして映像から得る生々しい現実。

歴史の勉強・・こんな思いで見てたんですが、番組に引き込まれ、日本人として、色々と

胸にこみ上げてくるものがありました。

 

いずれにせよ、

世の中、本当に便利になったもんです・・・・

 

今では、ネット上でも日本史の講義も無料で見れます。

NHKの“その時歴史は動いた”“さかのぼり日本史”“BS歴史館”など、いとも簡単に

YOU TUBE で見れます。

これらは、歴史を勉強する人にとっては”うってつけ”の番組です。

 

勉強したい、勉強しようと思えば、気軽に、『先生』となるべきものは、手に入ります。

要は、『自分次第』ってことですね。

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

私の、過去の指導事例を紹介させていただきます。

もう、かなり前の話です。

昨年のこの時期に、この通信で紹介させてもらってます。

改めて、紹介させていただきます。

 

尚、個人が特定されないように、一部、事実と異なる表現にしています。

 

それぞれの生徒には、様々な困難がありました。

相当の苦労がありました。

これらを克服して、最終的には合格・・・・ハッピーエンドです。

苦労に苦労を重ね、最後は、合格をもぎ取りました!!

 

私は、以下の3名に対して、今でも、心から敬意を表しています。

そのうえで、あえて、ここに紹介させて頂きます。

 

 

【ケース1】多浪生A子さんの場合

A子さんは、ある大学に見事現役合格しました。しかし、思うところあって、大学を退学し、医学部を再受験することとしました。自分で、勉強していても限界があるということで、予備校の夏期講習を受講することとしました。もちろん、「医学部受験クラス」に在籍し、頑張って勉強してました。しかし、医学部は最終到達点であり、現状は、そこまでの学力はありません。現役合格したのですから、それなりの学力はありましたが、医学部となると話は別です。来る日も来る日も、予備校の予習復習に追われてました。2浪、3浪、4浪・・・・・基礎に戻ることなく、毎年、毎年、予備校を変えますが、在籍は医学部受験コース・・・・・毎日、予備校のテキストと格闘です。「わかった」となっても、「解ける」とはならず・・・・・。本人のプライドも邪魔をして、もはや、ヒトの話に耳を貸そうともしない・・・・。もう、引くに引けず・・・・。しかし、最終的には、北海道大学水産学部に合格しました。

当時A子さんから頂いた手紙です。掲載に関しては、事前に本人の承諾をいただいてま

す。実力養成会OBとして、後輩のためになるなら・・・って応援してくれてます。

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【ケース2】”校内限定優等生”B子さんの場合

B子さんは、校内では、誰もが知る”優等生”。成績優秀者にいつも、名前が載ります。評定平均も4.9。志望は国立医学部。学校の授業レベルは「簡単すぎ」ということで、いつも、ハイレベルな参考書、問題集をやってました。しかし、学校の成績の割には、模試の成績は良くありませんでした。案の定・・・センター本番で失敗し不合格。浪人となり・・・・予備校では、医系〇〇とか、トップレベル〇〇などのハイレベルな講座ばかり・・・・「わかる」と「解ける」を混同。トップレベルの講座を受けていれば、自分もトップレベルに行けると・・・・勘違いしてました・・・・2浪・・・予備校を変え、さらに、また「ハイレベルな授業ばかり」・・・・3浪目で、やっと、自分の力がどれくらいなのか? いかに自分の力を過信していたのかを自覚し、医学部はあきらめ、地方の国立大学の理学部に浪人3年目で合格。B子さんが同時、使ってた問題集です・・・・

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【ケース3】信じれるのはネットだけ。・・・C男君の場合

お母様は、典型的な”ヘリコプターペアレント” 当然ながら、本人は、家では、いつも部屋に閉じこもって、ネットばかり。ネットに「~~で成績アップ」なんていうのがあるとすぐにそれに飛びつくものの、長続きはせず、自分に合わないとなると、また次のものへ・・・・。この繰り返し・・・・

独特の考え方をする生徒で、自分の中に、確固たる信念というか、こだわりはあるようだが・・・・・点数を取れないのを講師のせいにしたり、参考書のせいにしたり、予備校の自習室の環境のせいにしたり・・・・・。お母様もそれに連動して、「うちの子が成績があがらないのは、(予備校の自習室の空調が)寒すぎるから」と怒鳴りこんだほど。悪い子ではないのだが、ヘリコプターペアレントのお子さんの典型例。いつも自己弁護ばかり・・・。

一冊を徹底してやりきれず・・・1年間で英語の単語帳を,4~5冊変えたということも

冬期直前講習は、ネット情報に振り回され、3予備校の掛け持ち・・・・・。

センター後でも、志望校を決められず、最終的には、自分の得点でB判定以上がついたところに出願するも結局不合格。自分で決断できない・・・・これも、ヘリコプターペアレントの子供の典型例・・・・。しかし、最終的には、東北のとある大学の農学部に合格しました。

 

 

上の3例は、ほぼ事実です。

色々なことを気付かせてくれる事例です。

色々なことについて考えさせてくれる事例です。

みなさんは、何を感じたでしょうか?

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。