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実力養成会のみなさん、保護者の皆さん、こんにちは。

早速、本題突入です。私立医学部に特化した勉強とは・・・

傾向を徹底的に分析し、それに合致した、ち密な戦略に基づく勉強・・・です。

極めて、当たり前で、普通の話です。

要は、どれだけ、分析しましたか? どれだけ、ち密なんですか? そして生徒自身をどれだけ深く把握してますか?      ここです。

私大医学部受験は、ある意味、「情報戦」であるとも言えます。こんな、私よりも、さらに精度の高い情報をもっている予備校、もしくは、先生、事務局スタッフのヒトはいるでしょう・・・・しかし、その情報を生徒へフィードバックさせて、いかに生徒を合格まで導けるか・・・となるとそこまで、実践、実行できるヒトはそう多くありません。情報だけは、あるものの、それをどう生かすんですか?   まさに、絵に描いた・・・なんとか  で終っているヒトが大多数です。

 

①私立医学部偏差値一覧表にだまされるな

河合、駿台、代ゼミの偏差値が一覧になったランキングをよく目にします。「偏差値が低い」=「入りやすい」ということではありません。すなわち、「偏差値が低いほど入りやすい」と考える受験生がほとんどですが、それは、明らかな間違いです。

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その大学ごとに、受験科目、配点、得点比重、試験時間(3科目で180分というとこもあります)、出題形式、難易度など一切異なります。さらには、本人の、得意・不得意、強み・弱み、もそれぞれ異なります。ですから、その大学と本人の「相性」というのが明確に存在します。私は、この「相性」というものを第一にして考えています。

かなり、乱暴な表現になりますが

「どこそこの大学に合格する」というのではなく、「どこでもいいから、何としてでも私立医学部に合格する」という発想をもたなければなりません。

この発想をもてる受験生ほど強いです。

 

②自分の武器(強み)を生かす

私立医学部の入試科目は、英語、数学、理科(2科目)です。一部の大学では、理科が1科目であったり、帝京大学のような国語も可能な選択科目制の大学もあります。また、各科目でも得点配分は全然違ってきます。

例えば、岩手医科大学は、英語100点、数学(数Ⅲはなし)100点、理科(2科目)150点です。理科の比重が大きい。化学は割と得点しにくい。

独協医科大は、英語200点、数学200点、理科200点。英語は超長文

聖マリアンナ医科大学は、英語100点、数学200点、理科100点、小論文100点、面接100点。全科目「基準点」が設定されて、それに達しなければ、不合格。

東海大学、英語100点、数学100点、理科(1科目)1100点、とし総合点を偏差値化して、その偏差値で合否を決める。生物は、超難しい。今年から試験問題を外注します。傾向が大きく変わることが予想されます。

というように、その大学、大学の独自路線というか、明確な特徴があります。

理科が得意で数学が苦手な生徒なら・・・岩手医科大学は、外せないでしょう…

英語がとにかく得点源となる生徒なら・・・独協医科大で勝負でしょう・・・

数学はめっぽう強い生徒なら・・・・・数学が割とやさしめな、福岡大、岩手医科大は、差が開きにくいので、逆に強みを生かすには、差が開くような杏林、昭和で勝負。・・・

マーク式は弱いけど記述式にはメッチャクチャ強い・・・大阪医科大学が鉄板!!

というように、その生徒の強みを生かし、弱みは最小限度におさえて、少しでも有利に戦える大学を戦略的に厳選します。

それだけに、我々は、本人の強み、弱みをしっかりと把握しなくてはなりません。

 

③赤本を徹底的に解いて受験戦略を構築する

私立医学部の場合、かなり、ザックリで言えば、合格ラインは70%です(70では合格できない大学もありますし、63という大学もあります)

すべての科目で70%行かなきゃならない。ということではありません。全科目のトータルで70%超えればいいのです。

大切なのは「難問を解く力よりも、標準的な問題をミスなく手早く解く力」です。

生物、英語に顕著ですが、医学部ネタを題材とした問題を出題する大学をよく目にします。まじめな生徒であればあるほど、”医学部ネタ”に目が行きます。特別な対策が必要になると考えます・・・予備校の講習会や参考書・問題集に ”医系〇〇”、”医学部への〇〇”、”医学部に合格する〇〇” というのがあれば、タイトルに引かれついつい・・・というケースは、よくある話です。

これらは、勉強の「核」にはなり得ません。ムダとはいいません。最後の仕上げ、メンテナンスのためとして活用するならば「アリ」です。むしろ・・・・・・・・・・・

しっかり確実に解ける典型問題をミスなく解き切る勉強の方が100万倍大切です!!

改めて、5月27日の実力養成会通信・間瀬泰我君 の合格体験記 を読んでください。

彼の手記にあるように手堅い勉強、正攻法な勉強を淡々と実直に進めるのみです。

 

さて、生徒は、過去問は最低でも、10年分は解くことになります。講師である我々も当然、事前に解きまくります。

赤本に書かれている基本入試情報、傾向、対策はもちろん、別解はないか?   解説は適切か? この生徒の性格、定着状況を考えれば、今、どのような指示が適切か? その時その時に応じたタイムリーな指示、アドバイスを入れていきます。

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上の写真は、実力養成会の私立医学部の赤本たちのごく一部です。・・・・

「赤本」には、様々な貴重な情報が満載です。しかし、「どれぐらい難しいのか?」「具体的に何をどのくらいやればいいのか?」などさらに踏み込んだコメントや見解や説明がありません。

ちなみに、下の写真は私、今野の過去問演習ノートの一部です。全私立大医学部の過去問を解きました。私自身も「自分の手」で解いて「自分の肌」でその大学の問題の難易度、傾向、特徴、作問者の意図、合格水準に達するには何が必要かを感じ取ってます。

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私も、生徒に負けないくらいに、真剣に過去問を解いてます。真剣に解くからこそ、見えてくるんです。だから、机上の空論ではない、実践的な「合格のための戦略」を伝えることができるんです。

 

 

まとめます・・・・私立医学部に特化した指導とは・・・

つきつめると、生徒自身のいいところも、そうでないところも、すべて把握したうえの生徒自身に特化する指導ということです。

結局は、生徒本人を、どれだけ深く知るか?  に帰着してしまうんです・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生が言う「いい先生」

中学生が言う「いい先生」

高校生が言う「いい先生」

そして、保護者の方が言う「いい先生」

現場の先生が言う「いい先生」

 

いろいろな「いい先生」がいます。

 

勉強の楽しさを伝えてくれる先生・・・・

やる気を出させてくれる先生・・・・・

勉強の習慣をしっかりと身につけさせてくれる先生・・・

厳しいけど、間違いなく、合格まで導いてくれる先生・・・

 

こども、そして、保護者の方のいう「いい先生」とは、

自分たちのことを考えて一生懸命に業務を遂行してくれる先生のことを「いいヒト」と判断し、その「いいヒト」がたまたま先生をしてたから「いい先生」と読み替えられてるだけではないでしょうか?

 

じゃ、予備校業界・・・・・  結果がすべての世界です・・・・

結果を出す先生が「いい先生」なのです。

「いいヒト」は、どこにでもいます・・・・

 

高3生のO君です・・・・・リアルタイム・・今の実力養成会です。

棚橋先生による医学部面接・小論文対策指導のヒトコマです。

外は、熱いです。

棚橋先生も熱いです。しかし、室内は、冷房がきいて涼しいです。

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O君のお母様もいつも、ブログ、実力養成会通信を見てくださってます。

いつもありがとうございます。

そこで、O君のお母様・・・・

私も「たこパー」に呼んでください。私、たこ焼き大好きなんです。

もちろん、手ぶらでは、お伺いしませんっ!!

「受け皿」と「つま楊枝」は持参します(?)

あわせて、ブログに載せる原稿、お願いします!!

また、「カレーのお話」で大丈夫です!!

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実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは。

突然ですが、下の画像ですが、左が今年の東海大学医学部の本物の試験問題、

右側が福岡大学医学部の本物の試験問題です。

(岩手医科大学、金沢医科大学などは試験問題は会場で回収されます)

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そこで・・・・今日と明日の実力養成会通信のテーマは、

「私大医学部入試」について考える!! です。

 

実力養成会設立3年間で、私大医学合格者は、のべで実に16名です。ホームページの合格実績に示している通りです。

実力養成会設立前からだと、直近5年間で私は、のべ29名の合格者を輩出しています。

手前味噌で、恐縮ですが、この数字は、驚異的です。会員の皆さん、保護者の皆さんにとってこの数値がどれくらいの意味をもつのか、ピンとこないと思います。

わかりやすくいうと、今野先生が担当する私立医学部を第一志望とする生徒の5人に3人は合格している・・・・このようになります。

今日と明日の通信で、実力養成会の私立医学部合格のためのノウハウをあますことなく、お知らせいたします。

 

さて、北海道という地域性を考えれば、「私立医学部」は、国公立医学部のすべり止め的なもの・・・・・・・

このようなイメージの生徒、保護者の方は多いと思います。

特に、現役生であれば、なおさらです。

健闘むなしく、不合格となったとしましょう・・・・

 

浪人となり・・・・

そこで、改めて、医学部受験の厳しい現実を知ります。私立医学部を心のどこかでなめていた自分に気付かされます。

 

そして、2浪・・・・・・

国公立と併願してでも合格しようと考えてた自分がいかにおろかだったか・・・・身をもって知らされます。私立医学部は、国公立と併願してでも合格するのは、マーク模試でコンスタントに780点以上達成している一部の限られた生徒の話だった・・・というのがわかります。

このとき、私立医学部合格のためには、能力はもちろん、やり方にかかってるということがわかります。このときこそ、本当の意味で、私立医学部合格に向けた勉強のスタートラインに立ったと言えます。

国公立の医学部を十分に狙える力があるなら、私立医学部を併願することも意味はありますが、そうでないなら、私立医学部に特化した勉強をするのが圧倒的に有効です。

 

意外に聞こえるかもしれませんが、札幌医科大学に合格した生徒でも岩手医科大学が不合格だった生徒は普通にいます。

岩手県盛岡市出身の生徒で、岩手医科大不合格、札幌医科大合格、第一志望が岩手医科大学なので、札幌医科大学を辞退して浪人していた生徒もいました。札幌医科大学をける・・という発想は、ありえないと思いますが、岩手県の人たちにとっては、「岩手医科大学」は、札幌医科大学より、ブランドが上 と考えているヒトも多いということです。北海道と岩手県の地域性による違いです。この生徒は、当時通っていた高校の合格実績を上げるために、進路指導の先生が強烈なプッシュし、本人にとって本意ではないけど、札医へ出願してました。

 

私は、3者面談の時に、よく、次のようなことをお話しさせてもらいます。

「医学部受験はとにかく厳しいです。命を削る思いで1点を削り出すようなものです」

現役、1浪の時でも、そうなのか・・・と思いつつも、2浪に突入して初めてこの言葉の意味が分かりましたと、お話しされてたお母様も過去にいました。

 

受験勉強は、厳しく、辛いものでしょう。医学部受験ともなれば、まさに、命を削る思いで勉強しなくてはなりません。

今、苦しいのは、当たり前です。しかし我々は苦労してでも成長しなければなりません。

我々が今、学んでいるのは、ただ大学に合格するための勉強ではありません。

医学を志す我々が目指すものは、誰かの命を救い、健康を守ることです。

命に携わる重大な使命を持っていることを忘れず、誇りを持ってください。

弱音を吐いてる場合じゃありません!!

「腹のくくり方」がまだまだ甘くないですか?

 

・・・・・・・・・・・・・

話を元に戻しましょう・・・・

 

そこで、私立医学部に特化した勉強とは具体的にはどのようなことかを明日の通信で、

具体的にご紹介させていただきます。

必見です!!

 

 

 

 

 

2015
6/20

残念な教員 その1

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光文社新書 林純次著

私が、ここ最近で読んだ本の中のダントツ「第一位」です。

なにせ、私自身も、若いときは、”暴力教員”でした。

まさしく、完全無欠の「残念な教員」でした・・・・・・・・・

しかし、学生時代、家庭教師、塾講師を毎日やってましたので、指導技術に関しては、誰にも負けない・・・というプライドをもってました。しかし、「謙虚さ」のかけらもありませんでした・・・わかりやすく言えば、「天狗」でした。

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以下に、印象に残った一節、全く同感と思った一節、よくぞ言ってくれたと思った一節を何点か紹介させていただきます。

 

◆「残念な教員」とは、ニュースネタになるような破廉恥教員のことではない。もちろん、彼らも「残念」ではあるが、教育界全体から見ればごく一部に過ぎず、どちらかと言えば個人の資質の問題とも言えるであろう。本書でいう「残念」な教員とは、そもそも本業での「教え方を知らない」、その結果「生徒を成長させられない」教員のことである。実は、このタイプの教員が学校教育現場の8割を占めているのだ。

◆本書は、「残念な教員」を量産し続ける学校教育現場の「失敗の仕組み」を踏まえ過去の教育実践の蓄積と著者自身の取り組みをベースに未熟練教員と生徒を共に成長させる方法を提示する。

◆残念な教員らの言動は、法的には、処罰できないので学校が自ら解決していかなければならない問題である。そのような質の低い教員はどこの学校にでも存在しており、生徒であればだれでも、彼らの実践する、”残念な”教育の被害者になり得る。

◆小学生は正直にダメ出しをしてくれるが、中学・高校生は教員に内申書を握られてる上、教員に対して異議を申し立てるほど学校の授業に期待もしていない。だから、中学・高校の教員は誰からもダメ出しをされず、職業人にあるまじきレベルの授業を展開している。

◆「学ばない教員」

読書を勧めることを良くないという人はまずいないだろう。多くの教員も生徒の「活字離れ」を嘆き、国語教員を中心に推薦図書を選んだりして、少しでも文字を読むことの意味を伝えようと躍起になっている。

では、肝心の教員はどうだろう・・・・《中略》・・・・・・月に2冊すら読まない教員が約8割もいるということだ。批判を恐れずに言えば、その8割の人間は今すぐ、教員免許を破り捨てるべきである。なぜなら我々教育者は学び続けることを課せられた職業人だからである。

 

「あっそうそう、こういう教員いた、いた!!」

「私も、当時、そう思ってた、よくぞ、言ってくれた!!」

読んでいて、このような気持ちでした。

他にも、いろいろと、紹介させてもらいたい一節は、山ほどあります・・・

今回は、この辺にとどめました・・・・

筆者は、5人の教員のうち、3人は、「残念な教員」と断言しています。

ひょっとすると、みなさんの、お子さんの学校にも、「残念な教員」がいるかもしれません。