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実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、広島のY君、こんにちは。

問題の難易度が高くなると・・・・着眼点、どこから手をつけていいのかが、全く見当も

つかなくなります。作問者が、「いじわる」を施しているのです。

当然ながら、パターンでは処理できません・・・・

「解法暗記」では、対処できません・・・・

そう言う時に、”よりどころ”となるのが、”定義“です。

もしくは、”仕組み” とか”成り立ち”を洞察する本質を見抜く力になってきます。

これらは、残念なことに、難しい問題をただ字面を追って、分かった気になっただけで養成はされません。普段から「物事の仕組みや成り立ち」を理解することで、知らず知らずのうちに養成されていきます。

では、具体的には、どういうこと?  ということで、前回の通信で紹介さ

せてもらいました。今日は、その解答を示します・・・・

 

まず、【問1】から・・・・・

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次に【問2】の解答です。

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さて、このようにして得られた (A)式・・・・・・・・・

どんどん、同値変形を繰り返していきます!!

そのプロセスの中で、いろいろな式が登場します!!

それらの式は、一つ一つとても大きな重要な意味をもち、かつ、図形的意味合いも

考えれば、とても奥深い式となります・・・・・・。

その結果、行きつくところ・・・・終着点が、「e」に関連した公式  となります。

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「画像」は、まだ続き、かなり長くなりそうなので、この辺で一旦、止めて、

続きは、改めて、明日の通信で紹介します。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

先日、ホームページを見て・・・・・ということで、あるお母様から電話によるご相談を

受けました。そこで、昨日、このお母様と娘さんとで3者面談となりました。

本人、お母様のご了承の元、相談内容と私のアドバイスをご紹介させていただきます。

 

【相談者】   A子さん(現在1浪中)とお母様

 

【本人の状況】

市内公立トップ高卒、国立医学部受験するも不合格。

現在、某予備校の《難関国公立医学部医学科コース》に通う。国立医学部志望

 

【相談内容】 

①現役時代と比べ20~30点くらいしか伸びてない。本人は、一生懸命に頑張っている。問題点は?  改善点は?

②今野先生が言う「ミスマッチ」な状況になってるのでは?

③このままの状況では、私立医学部専願にした方が良いのでは?

④旭医AOも検討しているが、現状はどうなのか?

 

【アドバイスさせていただいた内容】・・・・かなり、ザックリな感じの表現にしました・・・

①について・・・・「暗記」主流の勉強。ある一定レベルまでは通用するが、現在は、明らかに壁にぶち当たっている。本人の「能力」は、間違いなく高いものがある。

②について・・・・数学と物理に関しては明らかなミスマッチです。

③について・・・・数学と物理は予備校の予習復習メインの勉強法を大きく、変える必要あり。その結果、本人の状況を見てからでも遅くない。とはいえ、ある程度、私立の出願予定は目星をつけて、ゆるやかにではあるものの過去問に手を付けておく必要がある。

④について・・・・・「選択肢」としては、「あり」。しかし、点数が伸びない・・・という理由でAOに逃げるなら、絶対に合格できない。AOは「逃げ」では無理。

 

《その他》・・・・・

◆A子さんは、いたって真面目な受験生です。予備校の夏期講習もチューターさんの言う通り、数多くの講習を取得しましたが、結果は「消化不良」となってました。

◆A子さんは、3者面談日は、予備校で記述模試がありましたが、それを欠席して面談に来てくれました。それだけ、事態は、緊迫してました。私もかなり、細かなアドバイス、指示を入れさせていただきました。

◆特に、数学に関しては、現役の時に学校で使っていた「4Step」をやるように指示し、解く問題も細かくリストアップし「工程表」を作成しました。本人も、お母様も「いまさら、4Step?」という感じでした・・・・。ここがポイントです。「4Step」で基礎基本を徹底して鍛えます。「4Step」だけで、札医、旭医の数学のボーダーは十分対応できます!! 満点を取る必要はありません。6割で十分なんです!!

◆10月の1か月限定で、勉強法を大きく変えます。その成果を11月1日(日)の記述模試で診断します。11月1日の模試に照準を合わせて、計画を立案しました。

◆A子さんは、とても素直な生徒さんです。しかも謙虚な生徒さんです。プライドは彼女なりに持ってますが、「自分を変えよう、変えなきゃならない」という気持ちでいます。「自分を変えるためには、プライドも何もかなぐり捨てます」という気持ちがある限り、間違いなく改善できます。そう確信しました。

 

《まとめ》・・・・・

東大志望だから・・・・医学部志望だから・・・・といって、ハイレベル、トップレベルな対応をしなければ、太刀打ちできない・・・と考えがちです。気持ちはわかります・・・満点を取らなきゃならないなら、そのような対応をとらなければなりません。

この認識のちょっとした「ズレ」がミスマッチを生じさせます。

「合格最低点」を考えてみてください・・・・。まずは、合格最低点を死守するためには?・・・・ここが、重要なポイントです。物事には順序があります。受験勉強も全く同じこと。まずは、何はともあれ、「合格最低点を死守」することが先決です。そのためには、ハイレベルなこと、トップレベルなことは一切必要はありません・・・・・

私の考える「トップレベル」とか「ハイレベル」なこととは・・・・本日の、実力養成会通信やその前の実力養成会通信で、私が、言っている「物事の仕組みや成り立ちを理解すること」なんです。「難しいことをやること」がハイレベルなことではないんです!!

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、広島のY君、こんにちは。

 

東大や国公立医学部などの超難関大学の入試を突破するには、”神がかったヒラメキ”より

も、ものごとの仕組み、成り立ちを根底から理解することの方がずっと大切です。

とかく、毎日毎日、難問と格闘しながら、応用・発展的思考を養成しなければ対応でき

ない・・・・・このように考えがちです。

現に、予備校のテキストは、当然、このようなことを念頭に置いて作成されてます。

難問を解く・・・解けるようにする・・・・このことがゴールではありません!!

「応用・発展的思考を養う」がゴールなんです。

「応用・発展的思考」を診るために難問が存在するのです・・・・

 

この「応用・発展的思考」を展開するうえで、”よりどころ”になるのが、「ものごとの成り立ち・仕組みの理解」ということです。

 

具体的な問題を通して、確認してみます・・・・・

【問1】 χ → 0        を  χ  →  1      に訂正します。ごめんなさい。

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【問1】 χ → 0        を  χ  →  1      に訂正します。再びごめんなさい。

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先生からの2つの質問に答えられる生徒は、

「仕組み・成り立ち」をしっかりと根底から分かっている!!と言えます。

逆に、答えられなければ、(応用・発展的思考を養うという点では)マズいです・・・・

「こんなの簡単!!」「こんなの楽勝!!」で、済ませてはならない2題っていうことを忘れな

いでくださいね。

 

これらの、解答は、週明けの月曜に示します!!

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

2015
9/26

私が、厳しく叱る時

ブログ

先日、久しぶりに大声を上げてしまいました。

 

私は、指示した問題がたとえ「出来ない」としても、叱ったりはしません。

ただし、問題に取り組むときの姿勢に、問題があれば、叱るときも、あります。

先日、ある生徒に対して、かなり大きな声で、叱りました。

 

問題に取り組むときの姿勢・・・・・・

あまりにも、「他力本願」な時です・・・・・

私は、”答え”を教えるために、いるのではありません。

問題を解くときの着眼点・・・・・

問題を解くときに、どう考え、どのように、図を描いて・・・・

仮に、自分の描いた図とにらめっこしても、見えてこなければ・・・・

違った角度から眺めてみる・・・・・

「2カメさんの映像」を考えてみよう・・・・というように・・・・

私は、生徒に対しては、このように指導しています。

 

私が教えたことを受けて、場合によっては、膨らませて、自力で問題と向き合って欲し

い!!  問題と格闘して欲しい!!・・・・・このような思いで、問題を演習させます。

 

ところが、格闘する前に、諦めたり、すぐ私に助けを求めたり、時には、私が教えたこと

を機械的に再現して、答えとして帳尻を合わせようとするような姿勢に対しては、厳しく

指導を入れます・・・・

 

先生は、答えを教えてくれる人・・・・・

ボクは、教えてくれたことを機械的に再現するヒト・・・というような姿勢が見え隠れし

ていたので、この生徒にかなり厳しく指導をいれました・・・・

 

今日も、最後まで、よんでいただき、ありがとうございました。

 

実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、広島のY君、こんにちは。

今日は、「理にかなっていない、ミスマッチな方法」で、不合格となった

先生の 過去の指導事例の幾つかを紹介させていただきます。・・・・・

 

個人が特定されないように、多少、事実と異なる表現にしていますが100%真実です。

それぞれの生徒には、様々な困難がありました。相当の苦労がありました。これらを克服し

最終的には合格・・・・ハッピーエンド・・・・・となってます。私は、以下の3名に対して、心か

ら敬意を表しています。そのうえで、ここに紹介させて頂きます。

 

 

【ケース1】多浪生A子さんの場合

A子さんは、ある大学に見事現役合格しました。しかし、思うところあって、大学を退学し、医学部を受験することとしました。自分で、勉強していても限界があるということで、予備校の夏期講習を受講することとしました。もちろん、「医学部受験クラス」に在籍し、頑張って勉強してました。しかし、医学部は最終到達点であり、現状は、そこまでの学力はありません。現役合格したのですから、それなりの学力はありましたが、医学部となると話は別です。来る日も来る日も、予備校の予習復習に追われてました。2浪、3浪、4浪・・・・・基礎に戻ることなく、毎年、毎年、予備校を変えますが、在籍は医学部受験コース・・・・・毎日、予備校のテキストと格闘です。「わかった」となっても、「解ける」とはならず・・・・・。本人のプライドも邪魔をして、もはや、ヒトの話に耳を貸そうともしない・・・・。もう、引くに引けず・・・・。しかし、最終的には、北海道大学水産学部に合格しました。現在は、大学院で「昆布」の研究をしています。

 

【ケース2】”校内限定優等生”B子さんの場合

B子さんは、校内では、誰もが知る”優等生”。成績優秀者にいつも、名前が載ります。評定平均も4.9。志望は国立医学部。学校の授業レベルは「簡単すぎ」ということで、いつも、ハイレベルな参考書、問題集をやってました。しかし、学校の成績の割には、模試の成績は良くありませんでした。案の定・・・センター本番で失敗し不合格。浪人となり・・・・予備校では、医系〇〇とか、トップレベル〇〇などのハイレベルな講座ばかり・・・・「わかる」と「解ける」を混同。トップレベルの講座を受けていれば、自分もトップレベルに行けると・・・・勘違いしてました・・・・2浪・・・よせばいいのに、予備校を変え、さらに、また「ハイレベルな授業ばかり」・・・・3浪目で、やっと、自分の力がどれくらいなのか? いかに自分の力を過信していたのかがわかり、医学部はあきらめ、地方の国立大学の理学部に3年目で合格。

 

【ケース3】信じれるのはネットだけ。・・・C男君の場合

お母様は、強烈なというか、誰もが認める”ヘリコプターペアレント” 当然ながら、本人は、家では、いつも部屋に閉じこもって、ネットばかり。ネットに「~~で成績アップ」なんていうのがあるとすぐにそれに飛びつくものの、長続きはせず、自分に合わないとなると、また次のものへ・・・・。この繰り返し・・・・

独特の考え方をする生徒で、自分の中に、確固たる信念というか、こだわりはあるようだが・・・・・点数を取れないのを講師のせいにしたり、参考書のせいにしたり、予備校の自習室の環境のせいにしたり・・・・・。お母様もそれに連動して、「うちの子が成績があがらないのは、(予備校の自習室の空調が)寒すぎるから」と怒鳴りこんだほど。悪い子ではないのだが、ヘリコプターペアレントのお子さんの典型例、気付けばいつも自己弁護ばかり・・・。

一冊を徹底してやりきっていれば、結果は違っていたのに・・・1年間で英語の単語帳を,4~5冊変えたということも・・・・・

冬期直前講習は、ネット情報に振り回され、3予備校の掛け持ち・・・・・。

センター後でも、志望校を決められず、最終的には、自分の得点でB判定以上がついたところに出願するも結局不合格。自分で決断できない・・・・これも、ヘリコプターペアレントの子供の典型例・・・・。しかし、最終的には、東北のとある大学の農学部に合格しました。現在、「バイオ」の研究をしています・・・・・・・

 

 

上の3例は、まぎれもない実話です。

 

今一度、ビリギャルさやかちゃんを思い出してみてください・・・・・

偏差値40にも達してない生徒が慶応を目指しました。偏差値40にも達してない生徒が、いきなり「慶応長文読解対策」みたいな講座を取得しても、ついていけるわけがありません・・・・英語のスタートは、中1レベルからでした。身の丈に合ったレベルからスタートして、着実にステップアップを図ったから合格が実現できたのです。

医学部を目指す生徒が、皆、一様に、医学部対策の講座を取得する・・・・本当に、身の丈に合ったレベルなんでしょうか?   医学部志望だから・・・レベルの高いことをマスターしなければならないから・・・・こう考え、背伸びしすぎの生徒が多すぎるように思っています。

実力養成会には、マーク模試で800点を超える生徒が3名います。これら3名は、ハイレベルなことは一切やってません。まさに、王道を、ひたすら、実直にやりきらせてるだけです。

その結果として800点までこぎつけました・・・・・・・

理にかなった方法で、ひたすらやれば、絶対に点数はアップします。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。