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2018
10/23

大久保利通という人間

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『西郷どん』・・・・・毎週楽しみにしてる方々ってかなり多いんでしょうね。

私も毎週楽しみに見させてもらってます。

とかく、西郷さんに目が向きますが、大久保利通ファンもかなりいらっしゃるのか

な・・・なんて思ったりもしてます。

 

さて、

維新の三傑として称される・・・・・『大久保利通』『木戸孝允』『西郷隆盛』

このなかでも、特に大久保利通の評価は、

「西郷を追い落とした」だとか「自由民権運動を踏みににじった」などとあまり良いもの

ではありません。

 

事実、山川出版の【日本史B用語集】にもこの通り・・・・・

“藩閥政府の中心として権力をふるった“・・・・・と書かれてます。

 

ですが、本当に大久保利通は、権力に溺れて志を失った独裁者だったのでしょうか?

 

そんな大久保の一面的な『悪者』感満載な評価に対し

東大日本史で、1994年にこのような出題がありました。

 

政府の中枢に立った、大久保。

やらなきゃならないことは、山ほど・・・・・・

冷徹に決断を下さなければならない立場。

その最たる例が、西郷との決別でしょう・・・・・

 

世間一般的な評価は、「権力をふるった」という悪者感満載。

 

しかし、東大は、この出題からも分かるように、

日本の将来的な発展を常に考えいていた大久保は、決して単なる専制政治家ではなかった

と断言しています。

 

この東大の問題の模範解答は、以下の通りです。

明治政府の目標は条約改正を達成することであり、そのためには諸制度の整備とともに富国強兵に努めて列強に並ぶ国力を養う必要があった。大久保は、民主政治を理想としたが、徴兵制や学生への反対一揆が頻発する中で、当面は強力な君主権の下で政府主導により近代化を進め、その間に民度を高めていく君民共治がよいと考えた。

 

 

私は、大久保は、当時の日本と世界(西洋)を見据えた上での、国づくりに関する明確なビ

ジョンを持ち、それを実現するために命を懸けた偉大な政治家であると思ってます。

 

まぁ・・・・・

目一杯、『西郷どん』を楽しみましょう・・・・・

 

西郷さんも好き、大久保さんも好き、でも龍馬が一番好きな今野でした。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

受験生の中には、毎週末、模試が連続!!・・・・という生徒も多いと思います。

 

しっかり得点できたり、逆に目標に届かなかったり、とてもナーバスになる時期です。

その一方で、推薦、AO入試で早々と進学先が決まった生徒もいます。

 

こんな時・・・負の連鎖とでもいいましょうか・・・・・

友達やまわりの受験生の事が気になって、勉強に集中できなく、スランプに陥る生徒が

続出します!!

 

今日は、そんな君たちへのアドバイスです。

 

不安、心配・・・・・受験生、誰もがそう感じてます!!

例えば、A判定を連続でとっているヒトでさえ、『本番で力をちゃんと発揮できるかな』

と心配になります・・・

 

これは、受験に限った話ではなく、プロのアスリート、オリンピック選手でも不安はあり

ますし、本番で緊張します。

その中で100%のパフォーマンスする・・・・これが『人間力』です!!

 

勉強も同じです!!

 

よく言われる、部活を頑張ってきた人たちは、受験に強い!!・・・・・

これは、私も長年の経験から、間違いなくそうだ!!・・・・断言できます。

 

これには、ちゃんとした理由があります!!

例えば・・・・ノーアウト満塁の大ピンチを脱してきた経験豊富なピッチャーは、おそら

く、受験の緊張なんて、へっちゃらでしょう!!

 

自信が持てるかどうかは、月並みだけど練習量次第です!!

有効な手立て・・・・・それは、本番まで必死にやるのみ!!

 

今、君たちは、人生の分岐点に立ってます!!

君は、今、分岐点という名の交差点に立ってます!!

道路の向こう側を、軽そうな荷物を持って、楽しそうにあるいている通行人がいます!!

『あいつは、いいよな、荷物は軽そう・・・おまけに楽しそう・・・・』

こう思うのは、勝手ですが、その通行人のせいで集中できないなんて、そんなことでは、

これからのキミの長い人生が思いやられます!!

そもそも、その通行人とキミはなんの関係もない!!

自分の道は、強い心を持って自分の足で歩いて行かなければならないのです!!

一歩一歩、地道に!!

 

他の受験生だとか友達ががどうであれ、

『これだけやったんだから、負けてたまるかっ!!』

こう言う気持ちを持てば、キミは必ず合格します!!

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

NHK大河ドラマ『西郷どん』・・・・・

昨日のは、まだみてません・・・・前々回でしたが、

大政奉還 ⇒ 戊辰戦争 ⇒ 明治維新

 

あっという間でしたね(笑)

ドラマの東京遷都のシーンで、一瞬『明治天皇』も登場してました・・・・・

 

さて、さて・・・・・・

 

孝明天皇暗殺、そして明治天皇すり替え・・・・・

この二つの事件の首謀者は、伊藤博文!!

 

まあ・・・インターネットで、数多く見られる都市伝説(?)。

 

果たして、真相は???????

 

ところがです・・・・

実は、歴史学者の3分の1は、”伊藤博文首謀説” の立場をとっているらしいです・・・・

3分の1は、そんなの “でっちあげ説

3分の1は、あえてタブーに首をつっこまずの “静観派”・・・・・

 

あの歴史学者、磯田道史先生が著書『日本史の内幕』の中で触れられていました・・・・

教科書に書かれてある事、史料集に書かれてある事・・・・・

私は、これらに沿って忠実に、日本史を指導させてもらってます!!

 

 

しかし・・・・・

 

皆さんは、どう思われますか?

 

まぁ・・・・・

色々な立場の人の、色々な見解があり、その中のひとつってことです!!

 

いつも、書いてることですが、

歴史とは・・・・・history・・・・・

historyとは・・・・his story・・・・・

his とは・・・・・勝者(時の権力者)・・・・・・・

 

時の権力者によって、都合のいいように、

史実が捻じ曲げられても、おかしくはないと思いませんか?

 

 

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

北嶺高校

・・・・・10月に入って、第3回定期試験が実施され、結果・順位も出そろいました。

6年生は、センター、2次に向けて、生徒・先生たちが一丸となって、

毎日頑張ってます!!

4・5年生は、これから恒例の東京の大学見学ツアー、そして秋休みですね!!

3年生は、秋休み以降、一気に授業スピードがあがり、単元によっては、

数Ⅱに突入します!!

(北嶺生は、中3で、単元によっては、数Ⅱを学習します!!、この事実を知らない方は、  おそらく、びっくりするでしょうね・・・北嶺生にとっては、当たり前のことなんです)

 

特に4・5年の皆さんは、”秋の大学見学ツアー”でモチベーションもグッと上がって、

さぁ~《チャレセン》へとギアチェンジする時期でもある。

 

 

さて・・・実力養成会の、ある北嶺生のお母様から、嬉しいメールをいただきました。

お母様のご了承をいただいてます、紹介させていただきます!!

実力養成会は、塾・予備校は、成績をあげてなんぼ!! という立場にたってます!!

 

 

 

北嶺生の指導も安心してお任せください!!

 

 

授業についていけなく困ってる生徒から、

東大志望者まで対応させていただきます!!

 

 

特に、東大志望・・・・・センターはコンスタントに9割は超すけど・・・・

東大の冠模試になると、全然取れない・・・・・

 

まさに、”東大志望者あるある”ではないでしょうか?

 

原因は様々考えられますが、

一番多いケースは、

《地アタマ》が、ずば抜けていいから“なんとなく解いて”ても

センターは9割を超えてしまうんです!!・・・・・・・・

裏を返せば、それだけ《地アタマ》がいいということです!!

 

しかし・・・・・・そんなずば抜けた《地アタマ》を持ってしても”なんとなく”では、

東大模試は、手も足も出ません!!

東大2次に必要なものは、定義、本質に基づく、正統的な理解、根源的な理解です!!

 

いかがでしょうか?・・・きっと、思い当たる”ふし”があるのでは?・・と思います。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

2018
10/21

『良妻賢母』

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先日、札幌駅の地下で、『良妻賢母』と書かれたポスターを目にしました。

 

『良妻賢母』・・・・・・とてもいい響きです。私はこの言葉が大好きです。

 

 

実は、明治より前は、『良妻』は、あっても『賢母』という思想はありませんでした。

 

なぜなら、子供の教育は、母親の役割ではなく、父親の役割だったからです。

例えば、文武の修行であったり、人前に出ての挨拶の仕方や礼儀作法などは、父親の手に

よってしつけられ、教えられてました。

 

明治より前は、子育て、教育と言えば、母親ではなく、父親だったのです。

 

江戸時代に、女子の教育用に書かれた、ある意味、教科書とされていた

『女訓抄(書)』という本があります。

難関私大では、出題されるこもあります!!

そこには、女性の存在意義は、妻、嫁という面だけに限定されてました。

つまり、女性に教育が必要だとしても、妻の役割、嫁の役割を十分に果たせる女性を育て

るためでした。

 

当時の女性観からすれば、『良妻賢母』ではなく、『良妻』という側面だけクローズアッ

プされれてたんですね・・・・・

 

母親の子供に対する愛情は、教育を阻害するものでしかない!!

女性に教育は任せられない!!・・・・・・このような風潮だったんです・・・・・・

 

なんて、女性に対して失礼なんでしょう・・・・・

読んでいて、時代、社会が異なるにせよ、腹立たしくなります・・・・・

今から、たかだか150年前の話です・・・・・・・

 

まぁ、時代がいくら変わったと言え、変わらない事があるとすれば、

親の間違った愛情のかけ方は、伸びる子供も伸ばさないどころか、子供が本来持っている

能力の芽まで摘んでしまうということですよね。

そして、その被害は、結局、全部子供が背負わなければならないということでしょう。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。