今年の北大前期合格者全2065名のうち、道内高校出身者の占有率は、36.1%。
実数にして、2065名中、745人が道内勢です・・・・・
1990年以降で、過去最低だった昨年(39.1%)をさらに下回る結果となりました・・・・
ちなみに・・・・・
名古屋大学は、東海3県出身者で9割以上!!
九州大学は、お隣の山口県と九州出身者で9割弱。
大阪大は、関西圏出身で5割。
では、何故、北大がこんなにも道内占有率が低いか?
道内の生徒の学力が年々落ちてる?・・・・いや、そんなことはありません。
道内各進学校のセンター平均点(某予備校内部資料)を見る限り、道内勢の学力が低下した
とは言えません!!・・・・・・これは、ハッキリと言えることです。札幌北高校では、現
役で北大前期合格者は83名。過去最高なんです・・・・・
決して、道内受験生の学力が低下したということでは、ありません!!
では、何故?
いろいろな要因が考えられますが、
やはり一番は、東日本全域から受験生が集まってる!!
これに尽きるでしょう。
確かに、東北、関東、首都圏からの受験者が年々増加してるんです!!
『東日本全域から来る優秀な受験生に喰われてる』
これが、実情でしょう・・・・・
他にも、名古屋大であれば東海地方、九州大学であれば九州地方の地元と比べて、『進
学校の絶対数』が少ないという北海道特有の悩ましい現状も、拍車をかけてるのも事実
でしょう・・・・どういうことか、具体的な数字をご紹介させていただきます。
ちなみに、昨年の北大前期合格者約2000名のうち、道内高校出身者は、ザックリで言え
ば、782名。そのうち、札幌北128名、札幌南112名、札幌西86名、札幌東66名、札幌開成
48名、札幌旭丘36名。この6校だけで、476名で道内合格者のほぼ6割を占めてました。
その他、旭川東45名、帯広柏葉28名もカウントしたら、札幌6校+旭川東+帯広柏葉だけ
で、道内合格者の7割となってます。
一方、九州大学は、どうでしょうか?
各県の進学校の九大合格者数です。
福岡県では、修猷館132名、福岡126名、筑紫丘110、小倉64名、東筑59名、福岡大大濠49名、久留米大付設48名、明善46名、城南44名・・・・・・
佐賀県では、佐賀西47名、鳥栖24名。
長崎県では、長崎西37名、長崎東24名。
熊本県では、熊本50名、濟々黌22名。
大分県では、大分上野丘46名。
宮崎県では、宮崎大宮36名、宮崎西21名。
鹿児島県では、鶴丸36名、ラ・サール21名、甲南21名。
上のデーターを見ると、九州大は、地元九州と隣の山口県で9割を占有するのもわかりま
すね。
さらには、福岡市内の高校だけで、こんなにも、九大合格者を輩出してるんですね。
しかも100名以上が3校も。50名以上が2校。
ちなみに・・・・・福岡の人口は148万人、一方札幌は193万人・・・・・・
名古屋大学の東海3県もまた、同じように、50名以上の合格者を輩出している高校がメ
チャクチャ多いんです!!
まぁ、この悩ましい実情は、今に始まったわけではないんですが・・・・
本文中のデーターは、下の本から抜粋しました。
まぁ、いずれにせよ
北大は、道内勢だけのつばぜり合いではありません。
東日本全域の優秀な生徒との闘いでもあります。
北大ですら、道内勢にとっては、狭き門となってるのが現実。
心して、かからないと!!
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。