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成績がとても優秀な本科生から次のような質問を受けました・・・・

 

『先生、そもそもベクトルの正体って何ですか?』・・・・・・

 

私は、逆にこの生徒に聞き返しました・・・・

 

ちなみに、君は、(ベクトルに対して)どんなイメージをもってるの?

 

『やじるし? みたいなもん』

とか

『向きと大きさをもつ有向線分』

とかという言葉が返ってきました・・・・・・・・・

 

確かに、教科書にも、『向きと大きさだけで定まる量』と表記されてます。

 

この生徒は、教科書的には、しっかりとした理解をしてるんです。

しかし、成績が優秀なだけに、勉強すればするほど、

『向きと大きさを持つ有向線分』という概念は薄れていき、・・・・・

ベクトル = 解析幾何学における強力な武器 こんな認識でした。

・・・・・それはそれで正解なんです。

 

 

そもそも、ベクトル(vector)は、vehicle(乗り物)と同じ語源を持つ言葉なんです!!

しかし今ではその原義がすっかりと失われ、数学的、物理的概念として使われてます。

 

数学的立場でベクトルを定義すると、実は、とても難しい話になります。

高校数学では、『向きと大きさをもつ量』すなわち、『矢印のようなもの』という直感的

に理解することが求められます。

 

ですから、ベクトルは、矢印になぞらえて、イメージすると、つじつまが合うってだけの

話なんです。

 

ベクトル =     矢印    ではなく、

ベクトル ⇒ 矢印に例える    なんです。

 

ですから、

ベクトルとは何か?  の問いに答えられなくても、

具体例について【ベクトルの考え方】を習得し、具体的な様々な問題について、【ベクト

ルの手法】を駆使していけば、抽象的ながら自由なベクトルの世界に到達するはずです!!

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

ここ最近、特に、物理の勉強に力をいれてます。

 

3月より、物理基礎、物理も担当させてもらってます・・・・・・

新高校1の諸君!!

物理基礎も今野先生にお任せください!!

勉強してて、最近、特に思うこと・・・・・・・・

 

物理学の目的って?

まぁ、色々あるんでしょうが、私なりの解釈は・・・・・・

 

『宇宙を解明するため!!』

 

このように思えてなりません・・・・・・

 

宇宙を解明するために、物理を学ぶ・・・・・・

 

格好いいと思いませんか?

 

 

以下は、私の授業ノートの一部です。

物理に対しても数学・日本史同様に真剣に、真面目に向かい合ってます!!

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

ある本科生のドラゴンイングリッシュ書き取りチェックです!!

1週間でこの分量です!!

しかも、先生が評価したいのは、一度も消しゴムを使ってない所です!!

 

量の多い、少ないは、その生徒その生徒で異なります。

量が多いから、スゴイってことじゃありません!!

 

一つ一つの例文を構造理解も含め、完璧なまでに覚えきっているというところを褒めた

んです!!・・・・・ただ覚えるだけ・・・ではないんです!!

 

いいですか?  大切なことは、『続けるコト』です!!

 

徹底して、こだわりながら、やり通す!!

 

みなさんも、この本科生の”意気込み”をいい刺激として、励みにしてほしいと思います。

 

 

いままで、どれだけ悔しい思いをしてきたのか? 口に出して言わないけれど、

彼のドラゴンイングリッシュの書き取りチェックを見ればわかるというもんです。

 

ちなみに、彼にコメントをもらいました・・・・・参考にして下さい

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

新高1の皆さんは、学校の事前課題に追われてるところではないでしょうか?

 

例年、・・・・展開、因数分解、平方完成、平行移動は、バッチリだけど、

どうも、絶対値とかルートの外し方が”いまいち”・・・・・・という生徒が多いです。

 

実は、絶対値記号の外し方、ルートの外し方は、今後色々な場面で登場します。

高2になっても、高3になっても、そして大学受験でも・・・・・・

だから、メチャクチャ大切なところなんです!!

 

ですから、今回の皆さんの事前課題の中で、一番重要な部分が、

圧倒的に、この根号の外し方、絶対値記号の外し方です!!

中学校時代にはなかった、”場合分け”という考え方も登場しますしね・・・・

 

これらは、ただ単に、機械的に処理をするのではなく、

『理屈』を考えて、納得したうえで、処理をしていくこと!!

 

『理屈』や『成り立ち』を理解することを『基礎』といいます。

 

ですから、厳密に言うと・・・・

教科書に書かれてある事は、『基礎』ではなく『初歩』です。

『基礎』と『初歩』は、大きく異なります。

『基礎』と『初歩』は、同じくくりではありません!!

 

 

そこで、新高1の皆さんが、例年よく『?』となりがちな問題をピックアップしてみました!!

以下に、ザックリですが、解説をしましょう!!

この続きは、皆さん、それぞれチャレンジしてみて下さい!!

 

 

問題を解いていて、

正解だったとか、間違ってた・・・・・とか

理解したとか、微妙・・・・・・・って部分に気持ちが向きがちです。

合ってる、間違ってるというのは、最終的には、生徒自身の計算の精度の問題。

要は・・・・・・

成り立ちとか仕組みはどうなってるんだろう?・・・・・・・

常に、ここに軸足を置いて勉強していきましょう!!

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

昔は、初めて出会った人と『お国はどちらですか?』というような会話が良く聞かれたも

のです。

 

でも、最近の若い人に『お国は?』って聞くと『えっ?日本人ですけど』って真顔で答えら

れたりするとかしないとか・・・・・・

 

 

実は、日本は、約140年位前まで、247の地域(正確には藩)に分かれてました。

それぞれの藩を『大名』と呼ばれる人たちが治めてました。

そして、そこに住む人々は、自分の地域を『国』という認識でいました。

 

しかし幕末、欧米列強の接近により日本全体を『国』とする必要が出てきました。

 

 

徳川幕府を倒した明治新政府がまずもってやったことは、大名が治めていた土地を国に返

させることです(版籍奉還)

その2年後には、藩を、すべて無くして、『府』や『県』という呼び名となり、大名に代

わって知事が治めるようになりました(廃藩置県)

(山川日本史資料集より)

 

 

こうして、お国は、国に変わっていったのです・・・・・・・

 

今でも、方言の事を『お国なまり』と言ったり

地方の特産品や名所を『お国自慢』と言ったり、

帰省することを『国元へ帰る』と言ったり

 

私は、このような表現を聞くと、なんか、ほっこりというかホッとします・・・・

 

そこにはきっと生まれ育った故郷を大切に思う気持ちや自分の地域を誇りに思う気持ちが

込められていると思うからです。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。