中3の入試直前期・・・・・
そりゃ~も~、必死で勉強するでしょう!!
高校入試が終了した時点で、受験が終わった・・・・といって気が緩み、
勉強量が、一気に減るというか、ピタッとしなくなるでしょう。
しかし、高校での実際の学習内容は、『中3の時』よりも圧倒的に量は多いし、難しいで
す!!・・・・だから、中学まではそこそこの成績だったけど、高校に行った途端、急にで
きなくなった・・・・・こういう生徒は多数いますし、これが北海道の実情です。
北海道大学の合格者が、本州勢に喰われている最大の理由がここにあります!!
生徒、保護者の方々に、健全な危機感をお持ちいただきたいと思います。
まず、毎年、新高校1年生が、ぶち当たる最初の関門・・・『場合分け』です!!
いずれも、教科書傍用問題集4Step(札幌南、北、西、東で採択)からの抜粋です。
◆画像の【例題9】いたってシンプルな不等式です。・・・解説は、たったの4行!!
本質を理解できない生徒は、ごり押しで丸暗記します!!
◆【2次関数での場合分け】
ご紹介させてもらった、この3題は、なんのことはない、基本問題です。
しかし、『生徒』にしてみたら、初めて、遭遇する『場合分け』の問題です。
なぜ、『場合分け』が難しいのか?
それは中学数学に原因があります(中学数学の批判ではありません、仕方のない事です)
中学数学は、あくまでも『問題が解けることが大前提』だったからです。
具体例を挙げましょう。
中1の方程式の塾教材のなかの『例題』です。(4)です!!
『両辺を-6でわる』とあります。
学校でも塾でもこのように教えられます。
文科省が、これをスタンダードとしてるんです。
そもそも、両辺を-6でわれるのは、-6が0でないからです!!
この大前提が、あるから、当たり前のように、両辺を〇でわります。
ですから、暗黙の了解の大前提の上で、問題を解いてたのです。
高校数学は、大前提は、ありません!!
前提は、自分で設定しなくてはなりません。
解くための、前提を自分が考えて、設定し、その条件の下で解く!!
これが、高校数学のスタンダードなんです。
このスタンダード、すなわち『型』を構築できない生徒は、
この時点で、数学に背を向けてしまいます・・・・・
あるいは、
『ごり押しのマル暗記』で乗り切ろうとします・・・・・
その結果、『考える数学』が『暗記した解法を再現する数学』に成り下がります。
中学数学・・・・・パターンで問題を解く数学が身に付いてる生徒は、高校数学では、か
なり苦労します。
いずれにせよ・・・・
高校入試終了後も、勉強は、しっかりと継続しましょうね!!・・・・ってお話でした。
高校数学を熟知した、しっかりとした先生をいち早く探すことをお勧めします。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。