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つい、先日の実力養成会通信で、2020年の大学入試制度について、

書かせてもらいました。

 

今までに、3名の保護者の方から、この件についてのメールをいただきました。

その他にも、一般の保護者の方から、メールでご質問を2件いただきました。

 

本当に、関心が高く、不安を抱かれていることを感じました。

そこで、今日は、この件について書かせていただきます。

 

私の知ってる範囲で、お知らせできることを、書かせていただきます!!

 

 

何はともあれ・・・下の問題です!!

 

 

【問い】◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

大久保利通は、岩倉具視使節団の欧米視察の経験を元に、次々と本格的な国作りに取り

みました。

では、あなたが大久保利通の立場であったら、どのような施策を打ち出しますか?

当時の、日本がおかれてた条件や国家目標にも言及しながら、10行(300字)以内で答え

さい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

なんか、変な問題?

これって、正解のない問題?

なんか、モヤモヤする問題?

 

実は、この問題は、私が、勝手に東大の過去問をアレンジしたのですが、

2020年以降、スタンダードになっていくであろうとされる入試問題です。

 

従来であれば、

誰が、何をした・・・とか、何年に、どんな事件が起きた・・・・のような暗記重視の問

題でした。大学入試問題もこの延長線上にあったわけです!!

しかし、この問題は、ただ単なる知識の暗記だけでは解けない、一目瞭然だと思います。

 

従来の『覚えた知識の量・深さ』をみる問題から、『知識の活用』すなわち、覚えた知識

を覚えたままにせず、自分の考えを表現する、クリエイティブな思考力を見る!!

そんな問題に大きく舵をきっていくんです!!

 

①単純な知識の理解だけじゃダメ

②自分の考えを持たなゃダメ

③自分の考えを論拠を持って表現できなきゃダメ

 

これは、日本史に限らず、数学、英語、国語等々、全科目について言える事です。

 

例えば・・・・・

英語について。

英検持ってた方が有利なの?

TOEIC、受験しなきゃダメ?

これらは、『枝葉』の部分です!!

 

私にとっては、『そりゃ~、受けないより受けた方がいいかも』って感じです。

 

 

今後も、2020大学入試制度改革について、積極的に発信していきます!!

あくまでも、保護者目線で何がどう変わるのか?

そして、私の考えている事、実力養成会として、どのように対応していくか?

この辺の所を、分かり易く書かせていただきます!!

 

ちなみに『2020年大学入試制度改革』について、通信を書くにあたり、私な

に、改めて、真面目に、真剣に勉強しなおしました。

 

ネット上に紹介されている断片的な情報の寄せ集めではありません!!

時には、大学の教授や、大学で講師をしてる方々にも色々とお聞きしました。

参考としたのは、主に以下の6冊です。

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

日本では、縄文後期から弥生時代にお米を栽培するようになりました。

 

【山川史料集より】

稲作が始まったことにより、当時の人々の生活ぶりは大きく変わりました。

それまでの狩猟生活から農耕生活になったので、定住生活となりました。

治水や灌漑となると多くの人の力が必要になります。

共同作業が行われます。

人々が集うようになります。

そこにはリーダーが出現します。

やがて、『ムラ』は『クニ』へと規模が大きくなっていきます!!

 

下の画像は、鎌倉時代のものです。

江戸時代中期には、農具などの技術の発展、さらには、新しい栽培技術や農業知識を説く

農業書が普及したことにより、稲作の生産高は爆発的な伸びとなりました。

このように、稲作と私たちの祖先の生活とは、切っても切れない関係でした。

 

ですから、『お米』に関する多くの諺があります!!

『同じ釜の飯を喰う』

『青田から、飯になるまで、水加減』

『米一粒、汗一粒』

など、など・・・・・・まだまだ沢山あります。

 

そんなことわざの中で、私が、特に、大切にしてるものがあります。

 

 

『実るほど、頭を垂れる稲穂かな』

 

 

人間も、稲と同様に学問や徳が深まるほど、謙虚になるはず!!

こんな意味合いですね・・・・

しかし、私は、

普段から、頭を垂れているからこそ、気付けば、実っている!!

このように解釈して、この諺通りの人間になりたいと、

強く意識して毎日を過ごしてます!!

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

本日の内容は、あくまでも、高校生・浪人生を対象とする予備校、塾の講師(高校教員も

含みます)という視点で書かせてもらってます・・・・・・

 

中学生を指導する時、小学生を指導する時、対象とする生徒の発達段階により、

状況も異なります!!

あくまでも、高校生を指導する場合限定・・・・

この部分を踏まえて、お読みいただければと思います。

 

 

教え方のうまい講師とヘタな講師の違いは、生徒から見れば歴然としてます。

 

説明がヘタで分かりにくければ、理解しようとする気もなくなってしまいます。

作業の指示が不明確で、何をやればいいのかすら、分からなくなることもあります。

 

とにかく、一生懸命なのだけれど、教え方のヘタな講師もいます。

なんで、こんなに一生懸命に教えてるのに分かってくれないんだろう・・・と思ってる講

師です。

一生懸命にやることと上手に教える事は、まったく別物です。

 

教え方がヘタな講師は、ただ効果的な教え方を身につけていないだけ。

ですから、それを身につければいいだけの話です。

 

ただし、絶対に、やってはいけないことがあります。

それは、生徒のせいにすること。

自分がこんなにも一生懸命に教えてるのに・・・・どうして?

 

このように考えてしまうと、上手くいかない事の原因は『生徒にある』となります。

自分の教え方に問題がある、という本質がぼやけてしまいます。

 

極論すると、講師は、一生懸命にやらなくてもいいんです!!

一生懸命にやるべきは、むしろ生徒の方です。

 

我々、講師の仕事は、生徒が知らず知らずのうちに集中して、一生懸命やってしま

う・・・これを手助けすることだと考えます。

講師は、教えることに一生懸命な自分の姿を見せることではなく、上手な教え方を駆使し

ながら生徒を夢中にさせることに力を注ぐべきです。

 

高校生、浪人生ともなれば、

『楽しい先生』『やさしい先生』『親身な先生』・・・・

こういったキャラは必要ありません(小学生・中学生指導では必要かもしれませんが)

 

『教え方がうまい⇒生徒が集中して一生懸命にやる』

『圧倒的知識がある』

この2点で十分です!!

 

ちなみに、圧倒的知識だけなら、AI の方が絶対ですから・・・・

 

 

今日も、最後まで、よんでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

北大市民講座・・・・いろいろな『しがらみ』で参加させてもらいました!!

 

気付かないだけで、世の中、いたるところで、

人口知能(AI) が活躍してるんですね・・・・

 

AI を導入した企業の成功事例がいくつも報告されてました・・・・

 

中でも、印象的だったのが、ある運送会社の社長さんのお言葉でした・・・

『人は、学ばなければ智はない。智のない者は、愚かな者。今や、愚かな者にはもう居

所はない』

 

学習塾、予備校業界でも、そう遠くない将来、

間違いなくAI が授業するようになります!!

 

 

人工知能(AI)の発達は、ものすごいスピードです!!

なおかつ、ハンパなくハイレベルです!!

普通の人間のアタマで思考できる範囲の事は、AIがあっさりとやってしまいます。

 

全国の相当数の企業において、AIが人間の頭脳にとって代わってるという事実をまざま

ざと突きつけられました!!

 

カルチャーショックを受けました!!

 

AI の凄さではなく、企業がAI を導入して、それによりヒトが居場所がなくなり、ビ

シバシ、リストラされてるという事実にです!!・・・

 

 

実は・・・・・

2020年の大学入試改革は、このような社会の急激な変化に対応するものなのです!!

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

国公立2次試験・・・・・・

ストレートに聞けば、みんな解いてしまう!!

これじゃ~”ふるい”にかからない(泣)

そこで、作問者は”罠”を仕掛けます。

 

本質を見えにくくするために、”オブラート”につつむ、

もしくは、表現を、変えてくる・・・・・

 

そういった意味において、以下は、良問と言えます・・・・・

◆優秀なこの生徒も、(1)は何とか解けましたが、(2)は時間切れ・・・・

 

設問の表現に惑わされない!!

『あ~、罠だな!!・・・・・あえて、回りくどく、表現してるんだなぁ~』

このような気持ちで、問題と向き合う事!!

 

ここでも、やはり・・・

『正直者がバカをみる』ってことになってしまいます!!

 

大切なのは、ずる賢さしたたかさです!!

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。